2021-05-12 第204回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第6号
そうすると、社会の地理の黒潮というのは暗記物になってしまうわけです。そういう点で、有機的に、社会、理科あるいは総合、美術等を総合的に学年も縦断するような方向でカリキュラムを作っていくことが必要だと思います。理科は理科だけ、社会は社会だけでなくて。そのための努力を我々も続けているところです。
そうすると、社会の地理の黒潮というのは暗記物になってしまうわけです。そういう点で、有機的に、社会、理科あるいは総合、美術等を総合的に学年も縦断するような方向でカリキュラムを作っていくことが必要だと思います。理科は理科だけ、社会は社会だけでなくて。そのための努力を我々も続けているところです。
この十八問を見ますと、私も疑問に思ったんです、先生と同じに、これ暗記物じゃないのと。法務省のお役人にしたらこんなの暗記物じゃねえかと。そうすると、読んだか読まないか、知っていたか知っていないかが重大な、答えが合うか合わないかの境目になりますね、境になりますね。こういう問題は余り良くないなと、私は単純にそう思ったわけです。
日本の子供たちは、テストの結果は四十一カ国中三位、計算問題、暗記物はトップでございます。しかしながら、科学の本質あるいは創造的な思考を問う問題は平均を下回っております。また、数学、理科を好きだという生徒は四十一カ国中非常に少なく、また数学、理科が生活に大切であるという意識も非常に低い部類に入っております。したがって、数学、理科を使う仕事にもつきたくないという生徒が非常に多いのであります。
しかしいずれにしても、そうやって何かあると全部それは暗記物の対象にして、そして試験の対象にしてというやり方、だからさっき言った試験の改革ということも大いにやっていかなければならないんだろうと思います。
特に数学とかあるいは理科ですか、数学が暗記物である、理科も暗記物であるというようなとらえ方が一部にあるようでありまして、どうしてこんなものを暗記するんだろうか。
要するに、その三百とか二百とかいうところを四角で囲って、我々の今直面している選挙制度がもう暗記物の対象になっているのですね。正直言ってこれには愕然といたしました。 そんなことは五百だって千だっていいんですよね。
受験勉強のための暗記物として理科をやったんじゃだめなんです。 これは学校教育のかなり基本にかかわる問題だと思いますので、そういった生徒の教科外の活動を含めた全人的な教育について、ひとつ御答弁いただきたいと思います。
しかも、同じ勉強であっても、マークシート方式でありますからどちらかというと暗記物が中心であって、時間が足りないということもありましてじっくりと考えて解答を出すなどということではないようである。そういった弊害の指摘もあるわけであります。
その点で、いま討論をいただいた点でも、客観テストで、暗記物にならないように記述、考察のテストをやる用意もある……。これは問題の要旨で、問題を見てみぬとわからんですね。あるいは二次試験のもたらす役割りで、格差の固定をカバーしていくというような問題とか、私学の有名校の受験競争の激化というのはどうされるのか、答弁を聞いておりませんけれども。
まだその伝統が抜けませんで、勉強といえば暗記、歴史や地理学を暗記物と考えている生徒が多い状況です。戦後、教科書の大改革によりましてよほど直りましたけれども、教授方法というもののおくれていること、驚くべきほどのものでございます。また、外国語教育などにおきましては、大学を出てもタイムズ一つ読めず、外人の接待一つできない、非常な致命的欠陥が依然としてあると思います。
これは昔の暗記物なら暗記物を参考書にへばりついてやつたのも、弊害はあつたでしようが、まだこの方があとに残るものがある。このアチーヴメント・テストの弊害というものを大臣はどう考えられるか、ひとつ伺いたいのであります。